なかまち食堂


飯山市「なかまち食堂」TAKE OUT-LUNCH⑯ 飯山にて
場所 長野県飯山市飯山2959 神仏鷲森ビル
電話 0269-62-2918
駐車場 あり
バリアフリー △ (階段あり)
ジャンル 和食、
注文方法 電話
飯山市飲食店テイクアウト・配達店リスト http://www.iiyama-ouendan.net/…/docs/iiyama_takeoutlist.pdf
今回は飯山市まで行くこととなった。
何か作業をするというのではない。担当者が不在なのでひとまず様子を見に行く、ご挨拶を差し上げるといった塩梅だ。要するに使い走りだ。飯山、木島、野沢温泉、戸狩といった場所はいっとき仕事で通った時期があったのだが、何年もご無沙汰している。ついでといっては申し訳ないが、各所にご挨拶まわりも兼ねて行ってこよう。
同じくらいの距離であるに関わらず”すぐそこ”と感じられる場所と、”えらく遠い”と考えてしまう地がある。30kmといえば長野から坂城くらいまでだがさほどに感じないが、同じくらいの距離であるのに飯山がとんでもなく遠くに思えるのはなぜか。あののんびりした田舎町が大好きなのに。大変失礼な言い方だが、ここに流れている風がよい。
一軒すませたところでランチタイムとなった。廻らせていただく家々には連絡済みなので急ぐ必要はない。ゆったり行こう。飯山には長野県の食文化を代表する飲食店が3軒もある。パティスリー・ヒラノ、本多、イナリ食堂。このどれか、とも思ったがデザートには早すぎる、うなぎを食べるほどの経済力はない、そして丼ものが続いているのでカツ丼という気にもならない。
ひと休みしながらネットを眺めていたら、飯山市役所で「飯山市飲食店テイクアウト・配達店リスト 」なるものがリリースされていた。コロナ対策は隅々まで行き届いているようだ。せっかく用意していただいたのだ、これを使わせてもらおうとパラパラめくっていたら、もうひとつ飯山らしい店を発見した。よしここで弁当を作ってもらおう。
「なかまち食堂」
飯山商店街の最奥部に位置するいかにも”むかしながらの食堂”である。よくぞ絶滅せずに生き残ってくれていた。そんな感じだ。今まで何度か通わせて頂いている。入り口入ってすぐの階段を上がったところにある”本日の奉仕品!”と書かれた大げさすぎる看板はいつも通りそこにある。こちらは「とろみカツ丼」が有名なのだが、丼ものは避けたい。したがってこちらとする。
「日替わり弁当」680円
こちらのもう一つのデフォルトメニューである「日替わり定食」をベースとしているらしい。ふたつのメインに小鉢ものがたくさんついてくるのだが、この弁当も同様だ。
むかしの結婚式や法事に登場するようなデカいデカい弁当箱にぎっしり詰め込まれた惣菜たち。とりの唐揚げとちくわの磯辺揚げは揚げたてでほかほか。唐揚げはサクサクで下味ほんのり。磯辺揚げは青のりたっぷりでよろしい。お弁当にカレーが入っているのも珍しいが甘めなのがらしくてよい。太い太いゴボウのごま和えとシュウマイに半熟の目玉焼きひとつ。そしててんこ盛りご飯。これが680円は犯罪であろう。
飯山城址公園は桜こそ過ぎてしまったが、そこここに菜の花が可憐に咲いている。来年はゆっくり、何も気にせず観にきたい。
