テイクアウト
ここがおすすめ

長野市「ししとう」
場所 長野県長野市高田426-2
電話 026-228-4410
駐車場 あり
バリアフリー △
ジャンル 定食屋・洋食・和食

先だって、
「地方の人出が8割削減されていない」
という報道があった。首都圏の削減率はそれなりの数値はでている。にも関わらず、地方はもっと頑張らないと。というような内容であったかと思う。いやいや、長野市あたりで8割削減したら駅前には誰もいなくなってしまうのではないか。数値には変わりはないので、どこの地でも同様なのだが、人口およそ1400万人の東京と、200万人ちょぼちょぼの長野県とでは意味が違う。感染者も増えてはいるが、それなりの効果は発揮されているのではないか。油断は禁物だが、もう少しお互いに気をつけさえすれば、どんどん改善されていく、そんな気がするしているのだが間違っているだろうか。そんな楽観的素人判断は脇において本題へと至る。

街の様子が変わってしまった。
様子といっても、私の目に入るのは飲食店くらいなのだが。ファーストフードのドライブスルーは大混雑。おーい!みんなァ!マクドナルド君やサンダース大佐がそんなに好きだったのかい?ファミリーレストランは休業しているところもある。その他、多くの飲食店が掲げる”お持ち帰り”の幟が街角にはためいている。今回はいつもお邪魔している定食屋さんの対応をご紹介したい。

「ししとう」
乙妻に続く、というより長野市に来るやいなや、ほぼ同時期に通い始めた定食屋である。市役所や県庁への出店といった凄まじいまでのバイタリティをみせてくれている店だ。麺類、定食類、丼ものなどバリエーション溢れるメニューも見事なのだが、こちらがテイクアウトを始めたというので早速お邪魔した次第である。ひとまず朝方偵察へ。基本メニューは持ち帰り可能のようだ。昼を過ぎてから予約電話をする。何事もスムーズに、それがお互いのためだ。

「チキンカツ弁当」700円
いつもの、あのチキンカツを弁当にするとこうなるのか。底の紅い仕出弁当仕様の箱ふたつ。片方はチキンカツで覆い尽くされ、片方は白いご飯が溢れんばかりに詰め込まれている。風景こそ違うが、中身はいつものチキンカツだ。私の手のひらよりも大きく分厚い。揚げたてサクサクとはいかないが、衣が少しシンナリしてジューシーな鶏肉とうまく調和出来ているのではないか。また違ったイメージ、美味さが現れ出てとても楽しかった。

ししとうの店内は、すべての窓をあけ放ち間隔を開けた状態となっていた。すなわち三密などカケラもない、見事な空間となっていて、これなら安心して店内飲食も出来るだろう。ししとうの対応に拍手を贈りたい。

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